志賀直哉旧居
吉田育弘さん
1928年に志賀直哉自身が設計を行った邸宅を奈良市高畑町に建築し翌年移り住んでいます。数寄屋風の造りですが、洋風の様式も取り入れた当時としては非常に進歩的で合理的な工夫を随所に凝しているのが特徴で登録有形文化財となっています。この高畑の一帯は、春日山の原始林や飛火野の緑の芝生が借景として取り入れられるという、奈良の中でも特に静かで風光明媚な屋敷町であり、多くの画家や文化人が集まるようになったようです。この邸宅は「高畑サロン」と呼ばれるようになり、武者小路実篤、小林秀雄などの文人たちがここに集ったようです。
2015.06.30