離宮八幡宮
小林 透 さん

離宮八幡宮は京都府乙訓郡大山崎町にある神社。 司馬遼太郎の『国盗り物語』で一躍有名になったこの神社は、製油発祥の地。平安時代末頃に荏胡麻油生産が活発化し、『山崎の油座』として栄え、現在も境内には油祖神の銅像が建っている。鎌倉・室町時代に大山崎は荏胡麻油生産者である神人たちの活躍により経済力を持ち、活気に満ちた町として 広く知られるようになり、幕府から自権を認められていて、離宮八幡宮境内に「従是西八幡宮御神領守護不入之地」と書かれた石碑が立っているのは、「これより先は八幡宮の神領なので領主は入ってはいけない」という意味で、大山崎は幕府の干渉外に置かれ、幕府から独立した自治都市であった。過去にはこの地に相応寺の三重塔があり、寺が衰退すると共に塔も朽ちてしまいその塔心礎が、境内に置かれている。

2018.03.22