やなせ宿の歌碑
竹村 基

「名張河 瀬々まだくらき 岩浪に ゆられてうつる 有明の月」

越前福井の歌人橘曙覧(たちばなのあけみ)と長男今滋(いましげ)は文久元年(1861)旧暦九月二日から四十日間伊勢・松阪・名張・奈良・大阪・京都を巡る旅をした。

九月二十日午前四時名張の宿を出発して新町の名張川を渡った時に、十六歳の今滋が詠んだ歌である。

二人は初瀬街道を進み、夜明けは深い朝霧の鹿高であった。 読み取りの誤りはご容赦願います

名張市新町 旧細川邸やなせ宿

2017.09.12